月別アーカイブ: 2016年9月

(一社)全国小型船舶教習所教習所連合会近畿支部会報2016年1号

ヤマハ新型教習艇(FR20LS)

9月15日にヤマハマリーナ浜名湖で船外機仕様の教習艇の紹介がありました。すでに試験機関や教習所、マリーナにも配備されています。

FR20LS-1FR20LS-2

実際に操縦をしてみましたが、居住性は言うことがないのですが、微風でも流されやすく、手間のかかる着岸の教習がより困難になると感じました。キックもあまり効かず、微風でも風下側の着岸で離れます。また、高速では4,500回転を超えないと安定しません。それ以下だと乗員の重量に左右される感があります。
ただ、6名定員で後部の補助シート(この下がストーレッジと燃料タンク、バッテリー)が大きいので晴れた日なら5名教習も可能です。(価格430万)

img_20160915_122402また、ジョイスティックを使用して真横に動く船内機船や船外機船、新しいマリンジェットモデルの紹介もありました。
(内覧会なので教習艇以外の写真撮影はNGだったので画像はありません)

連合からは事務局長と数社の教習所と海レ協から試験課と中部事務所員が参加しました。

11月の港則法改正について

11月1日より、港則法が改正されて「雑種船」が「汽艇等」になり、定義も明確になります。
当然試験問題も変更しなければならないのですが、今年度いっぱいは変更せず「雑種船」のままで出題し、学科試験前に試験員が「雑種船」が「汽艇等」になった旨の説明をするそうです。
ただし、教習所の皆さんは法改正の部分と汽艇等の定義の説明を授業でしっかり行なってほしいとのことです。また来年夏施行の船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の「救命胴衣の着用義務」も「暴露甲板上の すべての小型船舶乗船者に対して ライフジャケットの着用を義務化」も併せて説明してください。